著者の話を直接聞く意味

芸能人を見かけたら、話しかけずにはいらません。とってもミーハー、いや、ただの野次馬です。

お笑い芸人、キングコング西野亮廣。熱血!人情派コメディしゃかりき駐在さん!」(関西ローカルかも??)に出てた頃はよく見てたのだけど、テレビであまり見かけなくなって、世間で叩かれ出した頃は、もう興味がなく、なんで騒がれているのかも、あまり気にしておりませんでした。

「あー、プペルの絵本、売れてるねー」「どうせお金儲けの話でしょ?」くらい。

でも、ちょくちょく聞く、知人からの評判や、ネットでの彼に関する記事が、どこかで気になっていて購入しました。

彼の著書『革命のファンファーレ』

をまず読み、続いてホリエモンとの合同著書『バカと付き合うな』を読んで笑い、

新しい考え方というか、嘘をつかない書きっぷりにまんまと魅了されました。

そして(その当時)新刊である『新世界』を購入。

こちらも一気に読みました。

先の2冊までは、笑いのセンスがある面白い人くらいの感想でしたが、『新世界』で一変。彼が昨年開発した「レターポット」も疎くて、この本で知りました。「はれのひ被害者」のリベンジ成人式もこのレターポットが使われていたのですね。この開発に際してのストーリーが、本当に、素晴らしいと思ったのです。

偶然にも同郷、兵庫県出身のキンコン西野。阪神大震災の時に、「力になりたい!」と思い、ボランティアに参加した彼の仕事は大量の千羽鶴の処分。もちろん、千羽鶴には、思いがこもってるのだろうけど、被災地では、ただのゴミ。(これを言って、いろんなところから叩かれたようですね)

そこにヒントを得て開発したのが「レターポット」

誰かに資金を提供したい、寄付をしたいと考えた気持ちを、「お金でハイどうぞ」だと、なんだか味気ないので、「文字、文章、手紙で送る」

そしてこの文字は、通貨の役割をする。文字数が多ければ多いほど、時間をかけて書いており、それだけ相手への思いが大きいということ。ある意味、カタチとしては存在しない、千羽鶴のようなもの。この文字を仮想通貨として流通させ、被災地に135万を贈ったというのだから、本当にすごい。(詳細は本でご確認くださいませ)

この本の中で一番心に残った言葉。

【元来、言葉は美しい】

もしも、使える言葉(文字数)に制限があったら、わざわざ、誰かを傷つけるようなことに文字を割かない。

この言葉に、心を持って行かれました。しょーもない言葉の揚げ足取りをしているくだらないおとなたち。この本、読んでよ!

そして私も、ネットではおそらく記事を見てたと思うのだけど、全然頭に入っていなかったのは、しっかりと文字に向き合って、本を読んでないからだなと、思ったのでした。

レターポットに登録したら、キンコン西野から直接メッセージが来ました。こういうちょっとしたことでもミーハー野次馬は嬉しい。

2ヶ月後…

本に影響をされて、各地で開催されている講演会に「一度は行ってみたいなー」と、思うようになりました。すると不思議、Facebookのタイムラインに、タイミングよく講演会の内容が流れてきました。

2ヶ月先の講演会案内だったので、「先の予定はわからないしなー」と思いながら、講演会のチラシのキャッチコピー「きっと、行けるよ」に乗せられて、あまり考えずに申し込んでいました。

その後チケットはすぐに完売。「きっと、行けるよ」の言葉通り何も予定入らず、4月に無事に行ってきました。イケメンでした。

(↓写真OKでしたがうまく撮れず。雰囲気伝わりますかね?)

1時間半と言う限られた時間の中で、伝えたいことが山のようにあるからか、しょっぱなから聞き取れないくらいめっちゃくちゃ早口!

英語のリスニングか!?っていうほどのまくし立てる速さのトークなのに、ストーリーはとてもわかりやすくって、1時間半聞き入ってました。1時間半を集中させて聞かせるって、すごいですね。

トークの内容は、彼の著書に書いてあることがメインだったのですが、会場の雰囲気や、本人の口から聞くとまた一段と理解が深まり、知ってる曲を聴くコンサートのように、楽しんで参加できました。

そしてつい先日出版された彼の新刊『新・魔法のコンパス』

こちらも一気に読んでしまったのですが、ここに書かれている内容も、講演会の中で、お話しされていたので、4月の記憶が蘇り二度楽しめた気分です。

本は、自分の手の中に、その人の考え方を学ぶことができる。直接本人に会いに行かずに知ることができる。一番手っ取り早いツールです。

でも、その本を書いた人にお会いして、目と耳とその場の雰囲気とを味わいながら、五感でお話を聞くのは、また違った楽しみ方。著者の熱量が伝わり、時間を共有した、空間を共有したという満足度、思い出としても記憶に残っていきます。

今回、毎週火曜日に地元佐賀で開催しているゆるゆる朝活読書会の指定図書『ハーバードの人生を変える授業』の翻訳者であり、日本のポジティブ心理学の第一人者である成瀬まゆみ先生を佐賀へお招きし、直接お話を聞けるという機会を作りました。

成瀬先生の話を聞きたければ、私1人が東京へ出向いて、講演会やセミナーに参加すればいいのですが、西野さんのお話に感化されたところもあり、より難しい方法を選択してみました。

そうすることによって私だけでなく、朝活に参加いただいている方も貴重な体験ができるし、佐賀近郊にお住いの方で、私と同じように興味のある方にも、いや、興味がない方にも目に止まって、何かのきっかけになるかもしれないと思い、ポジティブ心理学の講義とワークショップ、翌朝には朝活読書会を開催いただきます。

出来るだけ多くの人に聞いていただければと思うのですが、ワークをしながら、出来るだけ近い距離で成瀬まゆみ先生との時間を持っていただきたく、今回は人数限定としております。

チラシ

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