ちょっと真面目にバリキャリ女子について、私の思うところを書いてみようかと。ちょっぴり長い記事となります。お時間あるときにどうぞ。
Contents
◼︎管理職にならないか?
「管理職にならないか?」
そう言われて、
71.9%、約7割の女性が
「イヤです」
と、引き受けないようです。
*平成. 28年度雇用均等基本調査(確報版)より
Avanti働く女性研究所で
福岡メインで調査した結果も、
10年前と比べて10%ダウンの
減少傾向に。
政府は女性管理職の割合を3割まで
増やそうと国を挙げて頑張っているのに、
2017年度は12.1%と、
目標にはまだまだ遠い数字。
そろそろ2018年度が
更新されるようですが、
微増にとどまってそうですね。
日本政策金融公庫総合研究所が公開している
「起業と起業意識に関する調査」の資料を
何気なーく見ていたら、
また別の視点の
面白いデータを見つけました。
「起業」をキーにして、
【管理職経験】が
あるか、ないかのデータです。
起業家 :有 48.1% 無 50.9%
起業関心層 :有 28.4% 無 71.6%
起業無関心層:有 15.2% 無 84.5%
なんと!
起業家の方は
約半分が管理職経験あり。
起業に関心のある方も、
約3割は経験あり。
これ、面白い。
会社を辞めて、
起業したいと思ったら、
とりあえず今の会社で
管理職になってた方が、
なんだかうまく行きそうな数字。
今までのキャリアが1つの自信となって
次に踏み出す行動力と
なっていることは間違いなさそう。
国も女性の管理職を増やしたいなら、
新しい働き方である
「起業」という選択肢があることを
もっともっとアピールすれば、
女性も今の会社での
仕事の捉え方が代わり、
自然と管理職の割合が
増える気がします。
という私も管理職には
なりたくなかったのですが、
色々あってなりました。
(これはまた後ろの方で)
なので、
今責任あるポジションに
抜擢されようとして、
躊躇している方がいたら、
ぜひ、チャレンジすることを
強くお勧めします。
今の会社での仕事、
という小さな領域の話ではなく、
人生における働く選択肢の幅が
増えると思います。
今日の短歌
===============
「私にはそんな能力ありません」
そんな人には 声かけませんから!
===============
安心して、
それぞれのステージ、
一歩前へお進みくださいませ。
◼︎管理職になりたくない時の対処法
なんで急に
管理職をテーマに
コラム書いてるんだろう…
と思ったら、
前職ではちょうどこの時期から
管理職試験対策が始まったからでした。
さてさて、とは言え、
女性管理職に
魅力を感じず、
なる気がないのであれば、
きっぱりと断ることを
お勧めします。
女性の中には、
「管理職になりたい!」と言う、
志の高い方もいるので、
その人に譲ってあげる方が、
WIN-WINでうまくいくと思うのです。
Q管理職を目指したいか?
A・目指したい→27%
・どちらでもない→27%
・目指したくない→46%
(Azanti働く女性研究所調べ)
「私には能力がないから…」
は言い訳にはなりません。
能力がない人には声をかけませんから。
上司「そんなことないよ」
私 「いや、そんなことあります」
上司「いやいや、本当に能力あるってー」
というどうでもいい押し問答、
茶番劇になってしまいます。
「はい、私には能力はありますけど、
私の望むキャリアプランは
そんな道ではないのでお断りです!」
くらいの、
ビシッと言い切る女性には、
上司も何も言えませんし、
とてもカッコイイと思います。
「私は、私らしい、
キャリアプランで進みたいんです!
人生で求めてるのは
●●なんです!」
管理職にするよう指示されていた上司は、
この手を使われると
ぐうの音も出ないと思います。
「てめーらみたいに、
ボロボロに使われて、
あたしは社畜になりたくねーんだよー!
ほっといてくれー」
って言う本音で攻めるのも
うまく行く気もしますが、
社内で近づき難ーい
扱いにくーい存在になる可能性があるので、
あまりオススメではありません。
その代わり、
自分の選んだ結論には
文句は言えない。
給料が上がらなくても、
後輩がどんどん出世しても、
自分より使えない上司が来ても、
管理職を断ったんだもの、
我慢するしかない。
それを含めての選択。
私が好きだった
仕事のデキる先輩は
カッコよく断ってました。
「えーーー!!」
上司はタジタジになってました。
私はできませんでした。
ある上司の言葉があって。
でも自分の選択肢は
間違ってなかったと思います。
この話もまた後の項目でゆっくりと。
今日の短歌
===============
役職やタイトルなんて欲しくない。
私は仕事頑張ってるだけ
===============
多分女性って、
役職やタイトルとかのためでなく、
目の前の仕事をするかしないか、
コレが判断基準なんでしょうね。
だからタイトルやるよ、って言われても、
いやいや、そのために
頑張ってたわけじゃないし。
ってなるんです。
私もそうでしたから。
◼︎次から次へと勧誘攻撃
和然旅塾では月1回、
「坐禅と読書」というイベントを
開催しております。
7月はクーラーの効いた涼しい本堂で
私を含めて8名の女性が
静かに自分の心と向き合いました。
自分を過酷な環境に追い込んで、
修行するのが全てではなく、
「良い環境を
自分で整えることも、
非常に大切なことです」
と住職に言われました。
良い環境は
人様に整えてもらうのではなく、
自分で整えなさい。
と、私は解釈しましたが、
今の環境、
あなたはどうですか?
管理職にならないかと打診され、
自分の周りの環境を整えるために、
必死だった頃のお話です。
上司との面談で、
「管理職試験、受けへん?」
と、軽い関西弁で言われました。
(たまたま同郷の上司でした)
・絶対嫌です。
・高いゲタ履かされて仕事するのは嫌です。
・そんな能力ないです。
・別に出世とか興味ありませんし。
・私には無理です。
まあ、いろいろ並べ立てて、
「今のままの環境でいいの!!」
と、とりあえず「拒否」する言葉を
関西弁で喋りまくったと思います。
その上司は、
私が思いのほか嫌がるものだから、
「う、ああ、わかったわかったー。」
と閉口。
うまく断れたー
と思いましたが、
さすが組織で動く会社。
上司ってコロコロ変わるのですね。
大阪に転勤になり、
次は部長から言われました。
まだあまりコミュニケーションが
取れていなかったので、
控えめに
「私にはまだその器が…」
みたいな
しおらしいキャラで
しおらしくお断りしましたが、
「今すぐじゃなくて、
あと3年、5年先を見て
その時の自分のポジションを
考えてごらんよ。」
と、標準語でスマートに言われ、
想像したくはない、
歳をとった自分を想像しました。
「5年後はあの先輩の年齢かー。
ってことはまあまあ歳とってるし、
↑(超失礼…)
そのころは器が少しは
大きくなってるだろうし、
管理職の立場でも変ではないかなー」
なんてことを想像しながら、
すこーし考えてもいいかなーと
思い始めました。
今の環境に直接影響はないので、
まくし立てて拒否するまでも
なかったのですね。
こうやって、
とっかえひっかえ上司に呼ばれ、
打診をされていたのですが、
当時、女性の活躍を推進する
会社の方針が走っており、
おそらく上司も部下育成という
ミッションを課せられ、
必死にその気にさせようと
あの手この手を
使って説得させる上司と、
それを弄ぶわたし。
次はこの上司を弄んでいた私が
逆に落とされた殺し文句を
お伝えしたいと思います。
(引き伸ばしてすみません)
今日の短歌
==============
管理職。なったら責任重くなる。
今のままのお気楽がいい。
==============
管理職になりたくない人の本音を
短歌にしました。
管理職になりたくない理由7つ
*キャリアパーク調べ
・金銭的なメリットがない。
・過大な業務負荷を負わされる。
・残業が増えて自分の時間が減るのが嫌。
・現場の方が面白いから管理職になりたくない。
・体を壊してまで出世したいとは思わない
・部下の育成に自信がない。
・女性管理職に前例がない
そうそう、こんな気持ちだった。
◼︎人と比べて決意しました。
「他人と自分を比べない」
と、いろんなところで見かけますが、
私が管理職になろうと心を決めたのは、
皮肉にも他人と自分を比べたからでした。
人と比べて
自分のことを下に見過ぎていたり、
変に他人を持ち上げすぎていることで
決断できなかったり、
前に進むことができない人には、
多少は必要なのかもしれない。
その上司は、
ひょーひょーとした上司で、
感情を表に出さない人でしたが、
密かに私のことを
見抜いている上司でした。
私は入社以来ずーーっと営業をしており、
入社10年目にして、
初めて企画部門へ異動。
しかもその部署が、
社運を賭けるような
特殊部隊的な役割を担っており、
前例がないことをしたり、
会議で発言することも多く、
日々慣れない業務で
脳みそ使いまくってました。
「いや、私、
細かく考えること苦手で
資料なんて作ったこともないから
時間かかって苦労してて、
いっぱいいっぱいでやってます!!!!」
って上司に面談で軽く弱音を吐いたら、
「うん、苦手なの知ってる。
ずっと営業だったのに、
よく資料作れるなーと思ってた。」
と、さらりと言われました。
へ?
知ってたの?
肩の力が抜けた一言でした。
そんなに期待されてないのに、
勝手に自分の仕事レベルを
あげてただけだったんですね。
そして、
「管理職試験受けなよ。」
と、またひょーひょーと言われ、
「いや、私そんな仕事できないですし」
と言い訳をしたら、
「何言ってんの?
あなたより仕事できないのに、
課長になってるおっさん、
周りにいっぱいいるでしょ。
仕事できる、できないは、
関係ないんだよ。」
と、結構なレベルの毒舌トークを
またひょーひょーと言われました。
あ、そうなの?
確かに、そうね。
ぬくぬくしてるおっさん、
たくさんいる。
↑あくまでも私の都合の良い主観。
そしてひどい毒舌。
間違った優越感ともいう。
と、これまた肩の力が抜けました。
そうなのです。
なんか「管理職」って言葉に、
変にとらわれすぎていて、
マジで!?っていう管理職の人も、
責任感が全くない管理職の人も、
適当に手を抜いてる管理職の人も、
たっくさんいるのに、
なぜに私は、
こんなに管理職という
たかが知れてるポジションを
持ち上げていたのだろう。
と思った途端、
一気にハードルが下がりました。
今まで数々の上司に
管理職にはなりたくない!
と言い続けましたが、
ひょーひょーとした上司の言葉で、
落ちました。
「ま、声がかかるのうちに
チャレンジしとくか。」
女性はどうしても、
一生懸命になりすぎて、
肩の力が入りすぎている。
そんなに力入れすぎてたら、
長い会社員人生バテまっせ。
お気楽に捉えなよ。
と、声をかけてくれた上司。
きっと男性は、
肩の力入れすぎてたら
組織でモタないことは知っていて、
「オレ!?ラッキー!」
くらいに何も考えなく
受け入れるんでしょうね。
強靭な心、見習いたい。
今日の短歌
==============
いつも真面目に頑張ってるから
肩の力は抜いてもいい
==============
色々毒を吐きましたが、
精神的にも
身体のためにも、
ゆるゆるっと肩の力抜いていきましょっ。
◼︎管理職になっちゃうまでの道のり
いいのか悪いのか、
できないおじさん(毒)と比較して、
管理職になろう!
と決意した私。
でも、決して、
「できないおじさん」
に、なりたかった訳ではありません。
高いゲタを履かされたような、
頭数をカウントされるだけの、
見せかけの管理職にはなりたくない。
「ああ、女性だから特別枠よねー。」
なんて、言われたくない。
実力も含めて、
なるからに名実ともに
管理職と認められたい。
真面目女子&責任感ありすぎ女子の私は、
そう思ってました。
そして、それは、
ありがたいことに、
当時の部長も同じ気持ちでした。
「自分の部下は
管理職になった後も、
バカにされないように、
ちゃんと使える
管理職に育てたい!」
そう思ってくださり、
女性だから、、、
とか甘ったれた扱いはなく、
別名ロジカルヤクザ上司に
ビッシバシに
しごいていただきました。
それはそれはもう、
本当にビッシバシで
↓写真はイメージです。
ロジカルがめっきり弱い私。
得意のパッションとノリでは、
太刀打ち不可能でした。
そして、特にリーダー的
立場はなかった私でしたが、
指導の一環でしょうね、
日本の社会問題とも
密接に関わる
あるプロジェクトのリーダーに。
上司に指図されることなく、
情報を集めることで課題を発見し、
事象から課題を見つけ、
それにどうアプローチしていくのか、
そしてユーザーは
何を求めているのか、
そのユーザーを動かす動機付けとは?
みたいなことを、
何もないところから、
自由に好きなように進めていく。
プロジェクトのメンバーを
動かすだけでなく、
上司を説得し、
組織を横断して、
全体を動かす。
そんな仕事でした。
大抵部長説明の時に、
コテンパンにやられて、
修正に修正を踏んでいるので、
組織全体を動かすことは、
部長お墨付きだったので
やりやすかったのですが、
それはそれは、
めっちゃ脳みそ使っていたと思います。
あ、付け加えておくと、
この仕事は通常業務にプラスオンです。
通常業務、減らしてくれんかったー
よく頑張ったな私。
ここまで頑張ってる先輩が、
管理職試験に落ちたなら、
その姿を後輩が見て、
チャレンジしようと思うだろうか?
後に続く後輩のためにも、
絶対一発合格するしかないっ!
と試験対策にも励み、
多くの方の応援や励ましもあって、
無事一発合格できました。
今振り返ると、
プロジェクトリーダーに任命されたことが、
私の人生を左右する、
大きな出来事だったように思います。
という訳で、
なぜこんなに苦労して、
管理職になった私が、
あっさり
会社を辞めてしまったのか・・・
次回に続きます。
今日の短歌
===============
ロジカルに 説明できず ごまかすと
容赦のない 質問ぜめさ。。。
===============
当時の思いを歌った短歌でした。
◼︎続)管理職になっちゃうまでの道のり
退職して1年4ヶ月。
ようやく当時のことを
こうやって文字にすることが
できるようになりました。
退職してすぐは、
なんだか生々しすぎて、
なかなか振り替えることが
できなかったんですね。
私なりに
消化ができてきたのかもしれません。
さて、
女性活躍推進を大きく掲げた
国の政策のおかげか、
女性の管理職を増やそう!
女性の役員を増やそう!
という動きが活発になり、
会社を挙げての
取り組みが盛んになっていました。
私が勤務していた会社も
「女性役員候補研修」
という、
未来の女性役員を目指す、
外部講師を招いた研修がありました。
そして私は、
有無を言わさず
選抜されてしまいました。
・通常業務
・プロジェクトリーダー
・役員候補研修
・(なぜか)労働組合役員
管理職になる前の
私の業務です。
こんなに多忙な日々なのに、
この役員候補研修というのが、
東京日帰りで入ってきます。
そして、
それはもう、
ロジカルヤクザよりも怖い、
外部の女性講師の元、
さらに鍛えられるのでした。
どこまで鍛えるねん!
どこまで強くなるねん!
ってくらい。
「はい、では感想を1分で述べて」
「はい、1分30秒。
長いわね。」
みたいな、
殺伐としたトレーニング。
「上司はそんなに暇じゃないのよ!
あなたの話を
ゆっくり聞いてくれないわよ!」
「私の質問に答えなさい!」
みたいな会話が、
研修中に
ふつーに飛び交っておりました。
はい。
私、女性ってだけで、
甘えてました。
きっと男性社会は、
これが当たり前で、
ボッコボコにされながら、
たくましく育っていくのですね。
そのような環境になかった女子が、
男性社会に突入していく。
そのためには、
男性社会に慣れさせるような
厳しい研修が必要。
ということだったんでしょうか。
この研修を受けて、
ふと思ったことがあります。
男性と同じように、
同じような環境で、
今まで
高度経済成長を支えた
おじさんたちが築き上げた
このスタイルに合わせて
女性も働かなければならないのだろうか?
ダイバシティ(多様性)を
目指すのであれば、
男性とおんなじ働き方をしたら
意味がないのではないか?
と。
そして、これまた
不思議なことに、
私を鍛えてくれた
ロジカルヤクザ部長も、
同じ考え方だったんですね。
「お前はスカートはいたおっさんになりたいのか?
チャック女子になりたいのか!?」
※チャック女子
背中のチャックを開けると
中から男勝りな闘争心むき出しの男性が出てくる。
そんな女子。
と。
管理職として働くための
最低限のスキルは指導する。
ただ、
そのあとの働き方、考え方は、
お前らしく、お前が考えろ。
そういうメッセージを
いただきました。
そして、この言葉が、
私の管理職スタイルに
大きな影響を与えたのでした。
今日の短歌
=================
会社でも 家でも怒られ 耐え忍ぶ
稼いだ金は 小遣い制度
=================
とっても厳しい研修でしたが、
男性世界の常識、
というものを体感できた私は、
組織人として働く
男性の気持ちも
少しは分かってるつもりです。
「家で鬼嫁に怒られることは、
会社でのストレス耐性強化に
役立ってるよ!」
っていう、
なんともポジティブな男性もいましたが、
それくらい、
笑いに変えて考えないと、
やっていけないんでしょうね。
◼︎私が理想とする女性管理職の働き方
先日4時半に起きました。
カーテンを開けると
散歩している人がいたので、
私も真似して5時半からお散歩。
酷暑が続き、
車社会なので
完全に運動不足の私。
日が暮れてから
散歩することもありますが、
朝の方が断然涼しい!
40分ほど歩いて、
たくさんの人と朝の挨拶を交わし、
家に帰って来ました。
さて、こんなにのんびり
しておりますが、
数年前は
めっちゃくちゃ鍛えられて
女性管理職になりました。
おかげさまで、
私よりキャリアの長い
先輩方から
「なんであの子が?」
という、
よくあるやっかみごとに
巻き込まれることはありませんでした。
もし言われても、
「あんたもロジカルヤクザのシゴキを受けぃ!」
って言えるだけの
気持ちが私にはありましたから。
ロジカルヤクザ部長に感謝です。
そして私は
自分が抱いていた「管理職」イメージとは
全く違う働き方をしよう!
と決めていました。
・プライベートよりも仕事一番
・残業が多い
・休みが取れない
・怖い、殺気立ってる
・気が強い、キツイ
このようにこびりついた
管理職のイメージが、
管理職になることを拒んできたのです。
後半2つの
「怖い」と「気が強い」は
その人の感じ方の問題ですので、
正直どう思われていたかは謎ですが、
優しいななさんを
演じてきたつもりです(多分、きっと…)
・仕事はきちんとこなす。
・残業はしない。
・有給はとる。
スカートはいたおっさんではない、
チャック女子ではない働き方。
中でも
一番わかりやすいのは、
「残業はしない!早く帰る!」
だと思い徹底!
定時ダッシュよりもさらに早く帰る、
STD(スーパー定時ダッシュ)を
小さなチームで推進してました。
管理職になっても、
早く帰れる!
定時後の時間を楽しめる!
っていうのがわかれば
後輩女子達も安心して
管理職を目指すんじゃないかなーと思って。
実際問題、
仕事が減って楽になった、
というのもありましたが、
これが実行できる環境にあったのは、
チームやグループの皆様の理解もあり、
とてもありがたかったと思います。
そして早く帰ることによって、
私は会社以外の世界を見る時間も増え
交友関係も広がり、
今に至るわけですが、
この残業をしないことが、
プラスアルファーの効果を
引き出してくれました。
今日の短歌
================
残業を した分評価が 上がるって?
いやいや私 逆でしたから!
================
残業時間の長さと評価の高さは
全く比例いたしません。
安心して、
早く帰っていただきたいものです。
「副業あたり前時代」がまもなく到来。
本業で残業してたら、
そもそも副業できませんね。
時間内に仕事を終える訓練は
今後大変重要な能力になりそうです。
◼︎女性が守るのは女性じゃないと
先日、東京で働く後輩が
宿がなくなったということで、
夜遅くに突然の宿泊し
朝一の飛行機で帰って
行きました。
その後輩は二人の子持ち。
奥様もある大手企業の総合職で
バリバリ働いてらっしゃいます。
二人の子供は
それぞれ異なる
保育園と幼稚園へ。
朝の送りは、
保育園が後輩。
幼稚園が奥様。
夜のお迎えは
二人とも奥様。
という役割分担のようです。
車社会の地方ならまだしも
東京の通勤前、
頭が上がりません。
後輩のやつれ感が
やや気になりましたが、
本当にいろんなスタイルが
ありますね。
さて、管理職になって、
残業をしないで帰ることを
目標としていたら、
残業をしてる頃よりも
評価が上がり、
余裕も生まれてきました。
そしてこの行動が、
プラスアルファーの効果を
引き出してくれたのですが、
それは
時短勤務で働く、
ワーキングマザーの立場で
ものを考えられるようになったこと。
「残業ができない」
「時間通りに仕事を終えなければいけない」
「家に帰ったら家事育児」
まさに後輩の奥様の状況ですが、
そういうプレッシャーの下で、
日々働いている女性の気持ちです。
私は華の独身生活が長く、
時間は自分の自由に使える。
仕事が多くても、
残業すればいっか。
そんな環境で働いてきたので、
時短で帰る女性社員の気持ちなど、
あまり考えたことはありませんでした。
「お迎え大変ねー」
「自分の時間がなくて大変ねー」
くらいかな?
ところが、
「残業せずに帰る」という、
決められた時間内で
仕事を終わらせなければならない!
成果を出さなければならない!
ということの、
時間に迫られたプレッシャーは、
半端ないことに気づきます。
え、これが毎日だったの?
彼女達は、
だらだらと残業をしている、
段取り悪いおっさん(毒)よりも
はるかに仕事ができて
素晴らしいスキルがあると
思ったのです。
独身女性ですら、
ワーキングマザーの気持ちを
わかっていないこの感覚。
やっぱり女性の敵は女性かもしれない。
「早く帰れていいなー」
「その分仕事、私に乗るんですけどー」
そういう女性は、
自分のことしか考えない、
被害妄想が激しいオンナ。
私もそんな時期がありました。
でも気付きました。
女性は女性が守らねば、と。
そしてこれは、
ワーキングマザーの問題だけではなく、
将来親の介護を抱える
男性、女性どちらにも
関わってくることを知りました。
働き盛りの男性も
介護をせざるを得ない時代。
時短勤務を許容できなかった
男性や未婚女性が、
初めて彼女たちの気持ちを
知るかもしれません。
でも、それでは遅すぎます。
自分たちのためにも、
多様な働き方を認める
そんな余裕のある人に
なっておきたい。
管理職になって、
残業せずに帰ることを目標として、
気づいたことです。
今日の短歌
================
親介護 妻がなんとかしてくれる?
そんなに甘い 世の中ではない。
================
親の介護は、奥様がなんとかしてくれると
思っている男性が多いようです。
奥様に確認もしていないのに。
そして、実際介護生活になって、
自分の思惑と奥様の意向が
ずれていることに気づくのだとか。
子供がいなくても、
介護する親はいる。
そんな家族構成は
確実に増えてますからね。
◼︎過去があるから今がある
佐賀で開催しているゆるゆる朝活。
長崎でも同じように
開催されている方がいます。
一度主催者の方が、
佐賀に参加してくれたのですが、
長崎の朝活の参加者の方とも、
最近ご縁で繋がりました。
その方はもう、
リタイアされていて、
リタイアと共に長崎に移住し、
今は長崎のとある大学で、
大学生として学び直しを
されているようです。
論文の提出が秋口にあり、
そしてその後は大学院に進んで、
MBA取得も目指しているとか。
そして別の参加者さんは、
さらにその方の先輩に当たり、
博士号取得を目指しているとか。
朝活はご自身にとっても
刺激になっているようで、
いくつになっても
学び続ける姿勢、
そして人生を楽しむ姿勢に
憧れます。
確か昨年でしたかね、
『ライフシフト 人生100年時代』
という本が話題になりましたが、
本が話題になる前に
私は高齢化社会について
めっちゃ分析してました。
管理職になる前の、
通常業務以外の仕事です。
少子超高齢化社会についての
データや資料に触れることが多く、
また、シニア層の
趣味嗜好や生活圏内、
お金の使い道や時間の使い方など
細かくリアルに
分析していくに連れ、
自分の老後について、
考えることが多くなりました。
たまに仕事に疲れると、
「もう老後を迎えたい!」
と思ったことも。
そして、
どんな老後を迎えたいのか。
どんな働き方をしていたのか。
そうするためには、
今何をすればいいのか。
何をしたいのか。
常に自分の気持ちと向かいながら、
仕事を進めていると、
どんな働き方をしても、
どんな生き方をしても、
みんな歳をとるわけだし、
だったら元気なうちに、
会社人生とは違う、
もう1つの道を体験したいな。
会社員としては、
自分の中ではもう十分、
良いも悪いも見てきたし
勤め上げてから、、、
という選択肢もありましたが、
早いに越したことはないと思い、
<起業>という考えが
生まれて初めて浮かんできました。
一生懸命働いて、
よし老後だ!
って時に、
元気であるかどうかは、
わからない。
だったら元気なうちに、
何かやりたいことを
やっておくのも手ではないか。
私を育ててくれた、
たっくさんの上司の顔が
思い浮かびましたが、
「すみません。
私の人生だから。
好きにさせてください。」
という気持ちが勝ちました。
一番お世話になった、
ロジカルヤクザ部長が
東京転勤で離れてしまったことは、
「辞めるなら今だぞ」
と背中を押してくれているようでした。
自分の人生において、
無駄なことなんて、
何もない。
と今思えば、
あの時の激務がなかったら、
ひょーひょーと楽に仕事をしていたら、
きっと会社を辞めることは
なかったんだろうな…
中途半端ではなく
自分の中で
やりきった感があったからこそ、
次のステージに進もうと
思ったんだと思います。
自分が納得していない
イヤな業務ですら
あんなに耐えてこれたんだもの。
自分が好きなことを
自分でやろうと決めたならば、
私は恐ろしいパフォーマンスを
発揮するに違いない!
違う環境で試してみたい!
という乗り越えてきたからこその
変な自信も少なからずありました。
今日の短歌
==============
経験は全て血となり肉となる
無駄なことは 不安や悩み
==============
今思えば
17年間の会社員人生があって、
自分がある。
資料作りや、
研修やセミナーの段取り、
プレゼンや営業だって、
全部全部、
会社で鍛えられた
モノばかり。
昔思ってた不安や悩みが、
現実になった試しはありません。
管理職になって会社辞めるなんて、
許されないんじゃないか。
私がやろうとしていることを
必要とする人なんて
いるんだろうか?
いずれも、現実化しておりません。
無駄な心配でございました。
そして私の人生、
折り返し地点にも
達しておりませんので、
まだまだこれからが、
ワクワク楽しみであります。
◼︎人のせいにしない
先日、『僕のワンダフル・ライフ』
というワンちゃんの映画を観ました。
いつもストーリーに感情移入しすぎて、
観終わったら疲れ切ってしまうので、
映画は控えめにしていたのですが、
アマゾンプライム会員になってから、
人に勧められたものは、
ちょくちょく観てます。
テーマは人生ならぬ犬生。
輪廻転生を繰り返しながら、
・生きていることの意味は?
・なんのために自分は生きているの?
と犬も考えているのは
人間と同じことのようです。
犬生で学んだこと。
・ただ楽しむこと。
・困っている人を探し救うこと。
・過去を悲しまず、未来を憂いず
ただ、今を生きる。
とここでも、
「いまここ」
メッセージを受けとりました。
さて、
しばらく前職のお話を
お届けしておりました。
最終章でございます。
超就職氷河期に大手企業に入社し、
淡々とキャリア街道を歩み、
順風満帆に見えるバリキャリ時代。
でもずっと、
なんだか心に引っかかるものがあって、
自分の中で拒絶しているものがあって、
恵まれた環境のはずなのに、
おかしい、おかしい、と思いながら、
なんで、なんで?と思いながら、
しっかり仕事はしているはずなのに、
環境のせいにしたり、
人のせいにしたり、
自分を責めたり。
それをなんとか解消するために、
インドに行ったり、
朝活に行ったり、
環境を変えたり、
発想の転換をなんども試みましたが、
やはり一瞬切り替わるだけで、
長くは持たず。
別に殴られたわけでもないのに、
突然襲われた網膜剥離で
しばらく会社を休まざるを得なくなり、
「退職」→「起業」という決断を、
その時に完全決意し、
年休消化が自分の意思とは関係なく
始まりました。
結局退職に踏み切るまでは、
自分のモヤモヤ発生から
3年、いや5年はかかりました。
なんども
今の環境で頑張れ。
弱音を吐くな。
贅沢だぞ。
と、自分に言い聞かせてきましたから。
これが、早いか、遅いか、
それはわかりません。
ただ、すべてわたしの
絶好のタイミングで
進んでいると思っています。
今、もしあなたが、
仕事で悩んでいるのなら、
必ず「自分で決断」してください。
いろんな人の意見を聞くこと、
情報を集めることは、
決断するためには
必要なことですが、
必ず最後は、
「自分で決める」
あの人があんなこと言うから!
とか、
あの人の言う通りにしたのに!
とか。
他人のせいにするなんて本末転倒。
私は会社以外の人間関係によって
自分の活動の幅と世界が広がり、
いろんな方の意見というよりは、
考え方や生き方を見聞きして、
自分がやりたいことが
見えてきた感じでした。
自分で決めたことなので、
全く文句はありませんし、
人のせいにはしません。
そしてもう1つ大切なのは、
自分で決めたことには
自信を持つこと。
そうすれば、
自ずと次のステージへ進む行動力も
ついてくると思っています。
今日の短歌
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勧められて観た映画が面白くない。
決断をしたのは 他ならぬあなた。
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今回勧められて観た映画は、
とっても面白かったです!
でも逆のパターンもありますよね。
観るって決めたのは
あなたなんだから、
人のせいにはできない。
観ないっていう選択肢も
あなたは選べたんだから…
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