気ままな台湾一人旅〜ゆったりと余韻を味わう帰国の日〜

【最終日:ゆったりと余韻を味わう帰国の日】

朝食は別店舗の永和豆漿大王へ

最終日のフライトは16時25分。バウチャーには混雑期のため3時間前には空港に到着するよう記載されていた。ホテルのチェックアウトは12時。そこから空港へ向かえばちょうどよいので、11時半ごろにホテルに戻る段取りでスケジュールを組んだ。

昨日訪れた朝食の名店【永和豆漿大王】は、別店舗があることを知り、この日は大安駅近くの店舗へ。

昨夜の夕食は胡椒餅だけだったため、しっかり食べようと鹹豆漿(シャオトウジャン)と燒餅夾蛋(シャオビンジアダン)というパイ生地のようなものに卵焼きと揚げパンが挟んであるものを注文。

ところが、鹹豆漿を一口食べて少し驚いた。「あれ?昨日の店の方が美味しい」。店によって味が異なるとは聞いていたが、ここまで違うとは。豆乳は少し薄めで、揚げパンも昨日よりも油っぽい。それでも、台湾での最後の食事だと思うと名残惜しい。朝の地元の人々に混じりながら、ゆっくりと食事を楽しんだ。

✅ キャリア視点:同じブランドでもクオリティは異なる

店舗が違えば味やサービスにばらつきがあるのは飲食店ではよくあることだが、これは仕事でも同じ。看板が同じでも提供する人や環境によって質は変わる。ブランドや肩書きだけで判断せず、実際に体験して確かめることが大切だと感じた。

台北101とレトロな四四南村を散策

朝食後は、遠くから何度も目にしていた【台北101】を間近で見ておこうと台北101/世貿駅へ。地上101階、高さ509メートルの超高層ビルは、横浜・みなとみらいのような都会的な雰囲気を感じさせる。

高所恐怖症のため展望台には登らず、オープン前のショッピングモールをチラ見。現地の高級スーパーものぞいてみた。日本では見かけない食材やパッケージに興味を惹かれるが、物価は日本とあまり変わらない印象だった。

その後、台北101のすぐ近くにある【四四南村】へ。ここは、昔の軍人家族の宿舎が残るエリアで、レトロな街並みと超高層ビルが共存する不思議な空間だ。歴史ある低層の建物と近代的なタワーが並ぶ様子は、まるで時代が交差するようで感慨深い。

✅ キャリア視点:新旧が共存する景色から学ぶ

四四南村では、時代の移り変わりを視覚的に体感できた。キャリアにおいても、伝統的な価値観と新しい価値観が交差する場面がある。どちらか一方ではなく、両方を尊重しながら柔軟に適応していく姿勢が重要だと感じた。

中正紀念堂で偶然の衛兵交代式に遭遇

台北101観光が思いのほかあっさり終わったため、「もう1ヶ所行けるのでは?」と路線図を見ながら【中正紀念堂】へ足を伸ばすことにした。

駅から地上に出ると、すぐ目の前に壮大な建物が現れる。思わず「おお…」と声が漏れるほどの迫力。白亜の堂々たる建築と、広大な敷地が圧巻だ。

階段付近に人だかりができていたので近づくと、ちょうど11時の衛兵交代式が始まる直前だった。タイミングが良すぎる偶然に驚きつつ、その場で見学。

姿勢を崩さないまま登場する衛兵たちはスリムで小柄。まるで演技のように動きが揃い、儀式を見ているような美しさだった。時間がなかったため、蒋介石の銅像を軽く見上げるだけで退散したが、偶然とはいえ見られてラッキーだった。

✅ キャリア視点:偶然のチャンスを活かす

たまたま遭遇した衛兵交代式は、スケジュールにはなかった予想外の出来事だった。しかし、偶然だからこそ印象に残る。このような偶発的な出来事はキャリアでも起こるもの。偶然の出会いやチャンスを見逃さずに行動することで、思いがけない成果につながることがある。

チェックアウトと空港への道のり

11時45分にホテル到着。ギリギリではあるが、タイトなスケジュールの中で予定通り戻れた。チェックアウト後は時間に余裕があるため、落ち着いて行動することに。

台湾の地下鉄は非常にわかりやすい。台北駅から空港行きのエアポート線へは「AIRPORT」という表記だけを頼りに移動。視覚情報だけで迷わずに進める。外国人にとっては、文字よりも視覚的な案内がいかに重要かを実感した。

✅ キャリア視点:情報の見せ方と伝わりやすさ

台湾の地下鉄は視覚的な案内が充実していて、外国人でも迷わないように設計されていた。日本も訪日外国人にとってわかりやすい構造になっているか、改めて考える必要があると感じた。仕事においても、情報を相手に伝える際は、自分の視点ではなく相手の視点に立った表現が重要だと再認識した。

空港で台湾最後の味を楽しむ

桃園空港第2ターミナルに到着後は、チェックインと荷物検査をスムーズに済ませた。手元には悠遊カードに41元、現金が133元残っていた。ちょうどいいタイミングでタピオカミルクティー(90元)を購入。

機内食が出ることを見越し、昼食は取らずにミルクティーだけを楽しむ。飛行機が目の前に見える特等席で、4日間の旅を振り返りながらメモをとる。ブログに残すことで記憶が鮮明になり、振り返る時間が旅の味わいをより深いものにしてくれる。

帰国と台湾で一番美味しかったもの

離陸から1時間50分で福岡空港に到着。時計が1時間進むため、少し損したような気分になる。帰りは国際線ターミナルから佐賀までバスで帰ろうと思ったが、案外本数が少ない。国際線から国内線へのバス乗り場の表示はわかりにくく、外国人には迷いそうだと感じた。

最後に、この旅で一番美味しかったものを振り返る。それは十分の線路沿いで食べた花生捲冰淇淋(ホアションジェエンビンチーリン)というパクチー入りピーナッツアイスロール。満腹だったにもかかわらず、その味は忘れがたいほど絶品だった。台湾スイーツはあまり食べられなかったが、これだけでも十分に満足だった。

✅ キャリア視点:振り返りの重要性

旅の最後に振り返りの時間を持つことで、記憶がより鮮明に刻まれる。キャリアでも振り返りを行うことで、成長や学びをより確実に自分のものにできる。

実は、今回「今、台湾に行かねば」と強く思った理由のひとつに、台湾有事への懸念があった。ニュースで何度も取り上げられるたびに、遠くない未来にこの穏やかで美しい街並みや、人々のあたたかな日常が変わってしまうかもしれないという思いがよぎった。実際に訪れて見ると、日常は変わらず穏やかで、朝の豆漿店でローカルの人々と肩を並べて朝食を取る時間や、夜市で屋台を楽しむ穏やかなひとときがあまりにも自然で尊いものに感じられた。

旅は「今」を生きることの尊さを気づかせてくれる。戦争のない平和な世界で、またふらりと台湾を訪れられる未来が続いてほしいと心から願う。

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