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【2日目:九份&十分ツアーとローカル体験】
午前:台湾の日常に触れる散策タイム
台湾2日目。日本で予約した「九份&十分半日観光ツアー」は13時にシェラトングランド台北ホテルに集合。それまでの時間は、ホテルからほど近い国父紀念館周辺を散策することにした。9時には国父紀念館駅に到着し、隣接する中山公園へ。
公園内では、太極拳をするグループが至る所にいて、これぞ台湾!といった光景が広がる。ゆったりと手足をぶらぶらと動かす健康体操をするおばさまグループや、ハーモニカを吹くおじいちゃんもいて、台湾の人々が日常的に健康維持や趣味を楽しんでいる様子が伝わってきた。
異国の地で、地元の人々の日常に溶け込むような時間は、まさに旅の醍醐味。
公園と道を挟んで目の前には、近代的な台北ドームがそびえる。
その隣には、日本統治時代の1937年に建てられたタバコ工場をリノベーションした松山文創園区がある。レトロな建物とモダンなアートが融合したこのエリアは、静かな朝の散策にぴったりだった。おしゃれな雑貨店「誠品生活」では、台湾メイド(MIT)のハイセンスな雑貨をゆっくり眺めながら過ごすことができた。
ランチ:地元民に混じって台湾グルメ
集合場所がホテルだったので、その近くでランチをすることに。昨日ホテルのWi-FiでGoogleマップを見ながらチェックしていたお店、雙月食品社に向かう。
台湾の具沢山な薬膳地鶏スープ、ミシュランのビブグルマンを連続で獲得しているお店だとガイドブックにも載っていた。鶏とアサリのスープが名物と聞いていたが、注文時に慌てて別の写真を指差してしまい、アサリなしの鶏スープをオーダーしてしまった…。うっかりミスではあったけれど、味はしっかり美味しく、台湾人の地元客で賑わうローカルな雰囲気を味わえたのは収穫だった。(220元)
食後は台湾といえば!のタピオカミルクティーに挑戦。
街中ではドリンク片手に歩く人が多く、みんなストローでチューチューと飲んでいる。私もお店で購入し、いざストローを挿そうとするが、挿せない…。仕方なくフタをペロッと剥がして飲むことに。(後でわかったが、勢いが足りなかっただけだった)
ドリンクを片手にビルの木陰のベンチで休憩していると、トイレに行きたくなった。ゴミ箱が見当たらず困っていたところ、駅のトイレで無事にゴミ問題も解決。台湾ではMRTのトイレが一番安全で綺麗だと実感した。
九份&十分ツアーへ出発!
集合場所のシェラトングランド台北ホテルに到着すると、ツアー会社KKdayの看板を持った男性を発見。声をかけると、日本語堪能な台湾人ガイドの鐘さんがマイクロバスへ案内してくれた。
参加者は私を含めて9名。家族連れや二人組が2組と、落ち着いた雰囲気の人々で一安心。ツアーは参加者の雰囲気によって満足度が左右されるけれど、今回は快適な旅になりそうだ。鐘さんのガイドも情報量がちょうどよく、心地よいペースだった。
十分:ランタン上げとナイアガラの滝
バスが十分に近づくと、空にはすでにランタンがふわふわと浮かんでいる。地元の人は、落ちたランタンを拾うとお金がもらえる仕組みらしく、環境保護にも配慮しているようだ。
到着後は、鐘さんから「これから結構歩きます」と言われる。本来は吊り橋を渡るルートだが、改修工事中で通行止め。代わりに車道を通って遠回りしながら十分瀑布(台湾のナイアガラ)へ。豪快な滝を眺めながら、しばしの自由時間を満喫。
いよいよランタン上げへ。ランタンは色ごとにご利益が異なるとのことで、私は4面それぞれに願い事を書くことにした。(250元)
• 赤 → 健康
• ピンク → 人間関係
• 青 → 仕事
• 黄色 → お金
一人だったけれど、スタッフが写真を撮りながら火をつけ、しっかりサポートしてくれた。大空へふわりと舞い上がるランタンを見送ると、なんとも言えない達成感と幸福感に包まれた。
九份:激混みとプチトラブルの夜
九份は雨の日が多く、晴れていることは少ないらしい。そして迷子になりやすい場所でもある。鐘さんによると、過去に日本の観光客で70代のおじいちゃんが集合場所に戻ってこられず、1週間後にようやく見つかったことがあるそうだ。
解散前には絶景ポイントのカフェ「九戸茶語」に案内してもらい、テラス席で200元のフルーツティーをいただいた。少々お高めだが、人混みを避けて沈む夕陽を眺められる最高の場所だった。すぐそこに、まさに『千と千尋の神隠し』を思わせるような建物が見えた。
休憩後は階段を登り、お決まりの写真撮影ポイントでパシャリ。その後、基山街の商店街をぶらぶら散策。ガイドブックに載っていた手作り草餅店「阿蘭草仔粿」を見つけ、草餅と芋餅をゲットした。
18時半の集合時間に余裕があると思い、引き返し始めると…階段がまさかの大渋滞。提灯が灯る時間帯は特に混み合い、階段は渋滞すると聞いていたが、まさかここまで動かなくなるとは思わなかった。ピクリとも動かない。時間は刻々と迫る。焦る。暑い。鐘さんから「何かあったら電話を」と番号を教えてもらっていたが、私のスマホはWi-Fiも繋がらない。ローミングでかけることもできたと後で気づいたが、その時はただひたすら人波に押し流されるしかなかった。結局5分遅れでようやく集合場所に到着。鐘さんに手を振った時の安堵感といったら!ツアーの皆さんにもご迷惑をかけてしまい申し訳なかった。
さらに慌ただしいことに、遅れたにもかかわらずトイレにも行かせてもらうことに。駐車場のトイレは決して綺麗とは言えないが、仕方ない。個室に入り、鍵をかけて一息ついた…はずが、突然ドアがガチャッと開いた。「ぎゃー!」思わず声が出た。鍵が壊れていたのか、ちゃんと閉まっていなかったようだ。扉を開けたのは韓国人のおばさん。まさかのノックなし。いやいや、ノックは基本でしょ!?と心の中でツッコミつつ、慌ててお互いドアを閉める。九份の夜景は楽しむ余裕がなかったが、このトイレ事件は妙に記憶に残った。
帰り道と夜市での晩ごはん
ツアー解散後は、遼寧街夜市で夕飯をとる予定だと鐘さんに伝えると、バスを夜市の近くで降ろしてくれるという親切な対応。夜市は小規模ながら、ローカル感がたっぷり。
看板に惹かれて「牛肉麺」のお店に入ると、お姉さんが日本語メニューを渡してくれてホッとした。あまりお腹が空いていなかったので軽めのオーダー。さっぱりとしたスープは、歩き疲れた体に染み渡った。
お風呂問題、解決!
帰りにコンビニでリンスを探すも、大きなボトルしか売っていない。そこでホテル近くの美容系ショップに入り、片言の英語で「リンススモールサイズ!」と伝えるが通じず…。スタッフの「コンディショナー?」という言葉でようやく通じ、イタリア製の高級シャンプー&コンディショナーセット(399元)を購入。思わぬ出費だったが、香りがよく、翌日以降の髪のまとまりは最高だった。
ホテルで草餅と芋餅を食べてみたら…
ツアー終了後、ホテルに戻り、九份で買った草餅と芋餅をおやつに食べることにした。袋から取り出すと、どちらも素朴で手作り感があり、見た目はとても美味しそう。特に草餅は、日本でよく食べるよもぎ餅のような味を想像していた。
まずは草餅を一口。ん?…なんだか塩気が強い。想像していた甘さはなく、ほのかな塩味と独特な香りが広がる。「え、こういう味なの!?」と驚きつつ、続いて芋餅をかじる。こちらはねっとりとした食感で甘さ控えめ…というか、ほぼ甘くない。うーん、残念ながら私の口には合わなかった。
おそらく台湾では素朴な甘さや塩気のある味付けが主流なのだろう。日本人観光客向けのアレンジはされていない、本場の味。その土地ならではの味を知るのも旅の醍醐味ではあるけれど、正直「これは期待と違ったな」と思いながら、残してしまった。
台湾旅2日目は、異国の日常と観光名所、そしてちょっとしたハプニングが詰まった充実の一日だった。
気ままな台湾一人旅 2日目 〜キャリアコンサルタント視点で感じたこと〜
2日目は台湾の文化と自然、そして観光地ならではの混雑やハプニングを体験した1日だった。振り返ると、キャリアコンサルタントとして気づいたことがいくつかある。
①台湾の公園で見た「日常の健康習慣」に学ぶライフキャリア
朝の国父紀念館近くの公園では、多くの人が太極拳やウォーキングに励んでいた。中にはハーモニカを吹いているおじいさんや、ゆったりと体操をするグループも。彼らの日常に溶け込む「無理なく続けられる健康習慣」に、豊かなライフキャリアのヒントを感じた。
仕事や役割を離れても、自分なりのペースで心身の健康を大切にする姿勢は、長いキャリアを支える大切な要素だと改めて実感。キャリア支援でも、仕事だけでなく「健康」や「余暇の過ごし方」を含めたトータルなライフデザインを考える重要性を感じた。
②十分でのランタン上げから考える「願いを言語化する力」
十分でのランタン上げでは、健康・人間関係・仕事・お金といった願いを1人で丁寧に書いた。筆を持ち、言葉にして可視化する時間は、まるでキャリアコンサルティングでクライアントが自分の想いを言葉にしていく過程と似ていると感じた。
自分の願いを文字にすることで、頭の中だけでは曖昧だった想いが具体的になり、「自分はこうなりたいんだ」という気づきが生まれる。この体験は、キャリア面談でクライアントが目標や価値観を整理するプロセスと重なった。
③九份での迷子になりそうな渋滞体験と「計画と柔軟性のバランス」
九份では想像以上の混雑で集合時間ギリギリになり、焦りながら階段を降りた。渋滞に巻き込まれて動けない状況は、まるでキャリアにおける「停滞期」を連想させた。
計画通りに進まないとき、焦りや不安を感じるのは当然だが、「こうなったらどうする?」と事前に想定する力や、突発的な事態にも冷静に対応できる柔軟性が大切だと実感。キャリア支援でも、完璧なプランよりも「想定外への対応力」を育む支援が求められると改めて思った。
④草餅と芋餅のエピソードに見る「期待と現実のギャップ」
九份で購入した草餅と芋餅は、見た目から日本の和菓子のような味を想像していた。しかし、実際は塩気が強く、私の口には合わなかった。この「期待と現実のギャップ」は、キャリアでも起こりうることだ。
理想の職場や仕事内容を思い描いて転職したものの、実際に働いてみるとイメージと異なりギャップに苦しむことがある。そんなとき、理想とのズレに嘆くのではなく「こういう違いもあるんだな」と受け止める柔軟なマインドが求められると感じた。
⑤台湾人ガイド鐘さんのホスピタリティに学ぶ「プロフェッショナルの姿勢」
今回のツアーでガイドを務めてくれた鐘さんは、日本語で丁寧に案内してくれた。押しつけがましくなく、かといって無関心でもない、ちょうど良い距離感でツアーを盛り上げるプロの姿勢が印象的だった。
キャリアコンサルタントとしての支援も同様で、必要以上にアドバイスを押しつけたり、逆に寄り添いすぎて依存を生まないよう、「ちょうど良い塩梅」を見極めることが大切だと改めて思った。
旅を通じての気づきとキャリアへの応用
2日目は観光やアクシデントを通じて、キャリアにも通じる学びが詰まっていた。健康習慣の大切さ、願いを言葉にする効果、計画と柔軟性のバランス、期待と現実のギャップ、そしてプロとしての程よい距離感。
観光地を巡るだけでなく、その土地の文化や出来事からキャリアにつながる視点を得られたのは、旅の大きな収穫だった。
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