【ゆるっとキャリア便り vol.3】白露の頃に、等身大の経験を語る

※この記事は、メルマガ「ゆるっとキャリアだより」Vol.3をブログ用に加筆・編集したものです。二十四節気に合わせて、季節とともに心と暮らし、働き方をゆるっと整えるヒントをお届けしていきます。

おはようございます。
三峯奈々です。

ゆるっとキャリアだより Vol.3 をお届けします。

白露のころに

今日は二十四節気の「白露」。

夜の空気が澄み、草木に露が光る季節――のはずが、今年はまだまだ暑さが続いています。それでも、空の色や、夜の風の匂いに少しずつ季節の移ろいを感じるようになってきました。

初めての講演会で感じたこと

昨日は佐賀市内で、大学同窓会・佐賀支部企画の講演会でお話をする機会をいただきました。一般の方にもご参加いただき、幅広い年代の方と時間を共有できたこと、本当にありがたく思っています。

参加者の6割以上は、60代以上の大先輩方。

「私なんかが大先輩方の前でキャリアについて話していいのだろうか」

正直、始まる前は不安でいっぱいでした。けれど、終わってみるとアンケートには、

  • 「自分のこれからを考えるきっかけになった」
  • 「心に残る言葉があった」

そんな感想を多くいただき、しっかりと届いていたのだなと、ほっと安心しました。また、講演会後の総会の場では、ご自身のキャリアを振り返って話しておられる声があちこちから聞こえてきて、「ああ、ちゃんと聞いてくださっていたんだな」と、とても嬉しい気持ちになりました。

人生の「予定外」から生まれるキャリア

今回の講演では、自分の経験の中での「偶然の出会いや出来事」が、どのようにキャリアにつながってきたのかを中心にお話しました。

たとえば、

  • 会社の異動や転勤
  • 想定外の出来事
  • 読書会との出会い
  • 佐賀への移住

どれも「計画どおりに選んだ道」ではありません。でも、あとから振り返るとどれも「大事な転機」になっていました。振り返ってみると、人生の大事な出来事って、案外「予定外」から生まれることが多いのかもしれません。

だからこそ、

  • 目の前にやってきたチャンス
  • ふと巡ってきたご縁

を、いったん受け止めてみる柔軟さが大切なんだと思います。

先輩からのフィードバックと、等身大の自分

夜の部では、美味しい佐賀牛をいただきながら、経済界のトップを長年走ってこられた同窓会長に、直接フィードバックをいただきました。

「横文字の理論を入れなくても、あなたの経験だけで十分伝わるよ」

その言葉は、私に大きな自信を与えてくれました。先輩方は、後輩の成長を本気で願っているからこそアドバイスをしてくださる。

そして、先輩方が、後輩が前で一生懸命話している姿をあたたかく見守ってくださる空気感の中で、いつも読書会に参加してくださっている顔が客席に見えるだけで、不思議とリラックスして話すことができました。こんな環境の中で、初めての講演会を迎えられたのは、私にとって最高にラッキーだったと思います。

関西弁と「本音」が出るとき

少しユニークな感想もありました。

  • 「関西弁が懐かしかった」
  • 「普段は標準語だから、意外だった」

自分ではそんなに出していたつもりはなかったのですが、熱が入ると、つい本音の関西弁が
出てしまっていたようです(笑)。きっと私にとって関西弁は、かしこまらない「素の自分」で話せるモードなんだろうなと思います。

キャリアは、誰もが語り合えるテーマ

今回の講演会を通じて改めて感じたのは、キャリアは年齢や立場を超えて、誰もが語り合えるテーマだということ。そして、そこには必ず「気づき」や「勇気」が生まれるということです。等身大の自分の経験を伝えることで、誰かの背中を少しでも押せたなら、それ以上に嬉しいことはありません。暑い中、足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。

これからも等身大で、ゆるっと、じんわりと。キャリアについて一緒に考える時間をお届けできればと思っています。

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最終更新日:2025年12月17日 (投稿者:nana)

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