
花嫁修行と聞いて思い浮かべる習い事、私は古い人間のようで、母親世代の定番である、茶道に華道だと思っていました。
料理や掃除などの家事は、習わなくてもある程度できると思ってましたし、古きよき日本の文化を勉強して残したい!という勝手な使命感みたいなものもあり、
私はどちらにも手をつけたことがあります。
友人には、「いつお茶なんて入れる機会あるん?」「華飾る場所なんてあるん?」「肩こりで調子悪いんやったら、ジムに行けば?」と反対されまくってました。でもね、気になるんです。とりあえず、やって見たいです。ということでまずは体験に行きました。
大人の習い事特集です。
<華道>
家からチャリンコ距離。先生は未生流という流派の男の先生。優しい方でしたが
何せ始めた時期が悪かった。十二月ごろだったでしょうか。
生け花なので、花を長持ちさせるよう、暖房はかけない寒い部屋の中。ダウンを着たまま冷たい水を触り、先生の真似っこをしながら進めていくのですが、寒くて冷たくて、ただただ早く終わることだけを考えてしまいました。
よく考えたら、私、図工の時間、大嫌いでした。工作とか適当でした。これに付け加え、寒い部屋となると楽しめるわけないですね。
レッスンで使ったお花を家に持って帰っても、一人暮らしですもん。飾る場所なんてないから、テンションも下がります。将来、お花を飾れる家に住む頃には、もう全て忘れてしまってて今やっても意味ないな。
そう思って、潔く、体験レッスンだけでやめました。
<茶道>
茶道はなんとなくの憧れ。お茶の席は大好きで、あのゆったりした静けさが好きです。着物を自分で着るようになり、茶道を習えば着物を着る機会が増えるじゃん!と、これまた自宅の近所の体験レッスンに行きました。
かなりお値打ちで、先生も可愛らしいおばあちゃまで品があって良かったのですが、ちょうどタイミング悪く家を引っ越すことになり、ご縁がありませんでした。
結局こちらも体験のみでしたが、お茶は入れるより、入れてもらう方が好きかも!着物で優雅に飲む側に回る方がいいかも!と考え方がスパっと変わり、今に至ります。
二つに共通しているのは、とりあえず気になることはやってみる。ってことです。そして自分に合うか、時間をかけずに見極める。この見極めさえできれば、絶対無駄な時間にはならないと思います。
私も、体験したからこそ、自分に必要か必要でないかがわかり、次に進むことができました。友人に言われた時に、聞き入れる耳を持って入ればもっといいのかもしれませんが、自分で納得した方が人のせいにすることができなくて、後々のためになります。
例えば、後々茶道ブームがきて、茶道ができる女性がめっちゃモテ女子になっても、「あのとき、あなたが習うなって言ったから!」と文句は言えず、全て自分の責任になる。そう思うことで、諦めもつき、人を恨むことなく、ある意味楽になります。
というわけで、華道や茶道に関わらず、何か迷っているものがあれば、行動を起こして、自分で納得して、スッキリしてみてください。
ちなみに今の世代の花嫁修行はお料理が一番のようです。お料理ももちろん、習いましたよ。また別の記事でお伝えしますね。

最終更新日:2025年7月19日 (投稿者:nana)
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