ビシっとしたパンツスーツ姿の女性と久々にお話しました。
先日のパソコン教室の先生です。
ビルの会議室を借りた教室なので、会社員じゃなさそうと思ったら、やっぱりフリーランスの方でした。お客様の予約が入ったら、出動するスタイルのようです。「この働き方をしてしまうと、もう一般の企業には戻れません!」と、ニコッと本音を漏らしてらっしゃいました。笑顔も素敵で余裕もある。なんかキラキラしていました。
こういう働き方が浸透してきてるのは、すごくいいことだと思いつつ、自分の会社員時代をちょっぴり振り返りました。
おそらく責任感だけで仕事をこなしていた私。手を抜くこともできたのだろうけど、手を抜いてもお給料は変わらないのだけど、真面目女子はそれもできない。
朝、7時前に玄関を出て、夜、10時半過ぎに帰宅する。そっからご飯を食べて、お風呂入って、12時までに頑張って寝る。翌日、6時前に起床。睡眠時間を除いたら、家で起きている時間は1時間半。その間に、ご飯とお風呂に入るのですから、自由時間はゼロですね。
関西では母親と一緒に暮らしていたので、ご飯は用意されている環境で、それだけでも恵まれていましたが、一人暮らしだと間違いなく外食か夕食抜きの生活だったろうと思います。
これが週一くらいなら我慢できたのでしょうが、ある日、家までの坂道をポツポツ登りながら、感情が一気に溢れてきました。
・私は何してるんだろう?
・会社と家の往復しかしていない。
・この生活をずっと続けるんだろうか?
・それでいいんだろうか?
一度この感情に襲われると、大きく環境が変わらなければ消し去ることができない。そして心の奥底で静かに決めたのです。
「私、会社、辞める」
超就職氷河期に入社をした私にとって、職があるというありがたみは、人一倍必要以上に感じていて、少々の辛いことはお給料をもらってるのだから、ありがたいと思って文句言わずに働こう、と済ましてきたつもりでしたが、それをも超える心情が、インドに行ったり、外への交友関係を広げていくことで、やりたいことが初めて見えてきて、「退職」という選択肢が生まれてきてしまったようです。
とは言え、週末は休みがあり、インドに行くお金も休みももらえ、私以上にもっと過酷な環境で働かれてる方も多くいる中で「自分は甘ったるいんだろうか?」と思うことも度々でしたが、やりたいこと、なりたい自分、こうありたいという未来、が見えてくれば見えてくるほど、自然と足がそちらに向かって行くのですね。
多少わがままでも、自分を甘やかしてでも、自分に素直になって、やりたいことは見つけた方がいい、そう思った過去の自分を思い出し、これからも素直に歩んで行こうと思ったのでした。
素敵な働き方、振り返る時間、大切です。
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