年間100冊読書チャレンジ!
2024年8冊目
『完全版社会人大学人見知り学部卒業見込』若林正恭著
関西人ですので、お笑い大好きです。
ちょっと前のドラマ『たりないふたり』で興味を持ち、本屋で見かけて購入しました。さらりと読める本をと思って読み始めたら、さらりと読めるけど内容深い。面白くて声に出して笑う箇所もあるけど、本質を捉えててえらく感心してしまう。極度の人見知りでネガティブな性格だからこそ、自分の気持ちに深く向き合っていて、正直な部分、弱い部分を曝け出してるのが好感が持てるのかもしれません。
この本の中で、幸福感について語っている箇所がありました。
「テレビに出てお金をある程度もらえれば幸福になれると信じていた。確かに、前より生活に困ることはなくなった。でも、幸福感はさほど変わらないんだ」
ポジティブ心理学でも「お金と幸せの関係」について研究されています。ノーベル賞経済学賞受賞者ダニエル・カールマンとその仲間は「富と幸福の間の関連性は低い」と実証しました。
では、何が幸福と関係しているのか?
春日はずっと楽しそうで。若林はずっとつまらなそうだっだ。
ここに彼は、何かの鍵があるのではないかと考えています。
そして、売れなくてもドン底でも幸せを感じられる春日との大きな違いは【自分に自信があり余裕があるところ】だと結論。お金、ではないんですね。
自信を持つための方法は、本の中で実体験から彼が導き出した答えはたくさん書かれているのですが、そのうちの一つ、取材で出会ったあるおじいちゃんとの会話(牡蠣の一生)にヒントを得た話が、とても印象に残りました。
この世に存在する理由は二つある。
②生まれてきたら、なんの理由もなくこの世に存在していい。
おじいちゃんの話を聞き、若林は一つ目の理由を増強しようとして、それに追いつかなかった自分に気づき、意識すべきなのは、2つ目の理由をもっと感じることだったのではないかと思うのです。なんの理由もなくこのように存在していい、意味がないからこそ’せっかく’生まれてきたのだから何か楽しいことをすればいい。という結論。きっと春日はこれが自然とできていたから、売れてない時期も、ゲームをして遊んだり、仲間と遊べたりするのが楽しい、という答えが返ってきてたでしょうね。春日、尊敬です。
読了日:2024.3.27
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