予定外から広がるキャリアの道〜大学同窓会佐賀支部 講演会記録〜

2025年9月6日(土)、大学同窓会佐賀支部の企画で講演をさせていただきました。

参加者の6割以上は60代以上の大先輩方。一般の方も含め、幅広い世代の方と時間を共有できたことは、大変貴重な経験でした。

予定外の出来事がキャリアをつくる

今回の講演で一番伝えたかったのは、「キャリアの転機は、計画通りではなく“予定外”から生まれることが多い」ということ。

私自身を振り返ってみても、

• 進学、就職
• 会社員時代の転勤や異動
• 偶然出会った読書会
• 佐賀での暮らし
・今回の講演会での講師

どれも「自分で選んだ」というよりは、流れの中でやってきた出来事でした。けれど、その一つひとつが新しい扉を開くきっかけになっていました。予定外の出来事にどう向き合うか。それが次のキャリアを決めていくのだと実感しています。講演会後の同窓会懇親会でも、各テーブルでご自身のキャリアを振り返り、「あれは予想外だった、でもだからこそ今がある」などの会話が聞こえてきてました。いくつになっても謙虚に学ぼうとされる姿勢、さすが先輩方。

フィードバックがくれた気づき

夜の懇親会は美味しい佐賀牛をいただきながら…。そこで思いがけなく、長年経済界を牽引してこられた同窓会長から、直接フィードバックをいただきました。

「横文字の理論を入れなくても、あなたの経験だけで十分伝わるよ」

この言葉は、私に大きな自信を与えてくれました。同時に、まだまだ自己開示を控えめにしていたのだと気づかされました。キャリアコンサルタントとして学んできた理論も大切。でも、それ以上に 「自分の経験を語りながら伝えること」 に意味がある。そう背中を押していただけたことが、今回の最大の学び、思いがけないプレゼントをいただきました。

無駄な経験など一つもない

「話し慣れているね」と多くの方から言っていただいたのですが、実はその背景には会社員時代の経験があります。

コンベンションでの司会に任命されたり、大人数の前でのプレゼン・商品説明会を担ったり。その裏では、プロジェクターの接続や資料の準備、配布の段取りまで整えてきました。もちろん、嫌というほど作った会議資料やプレゼン資料の作成も、いまでは大きな財産です。(たくさんダメ出ししてくれた上司や先輩に感謝)

当時は「またこの準備か」と思うこともありましたが、今振り返ると、そのすべてが講演会での落ち着きやスムーズな進行につながっていました。

あらためて、無駄な経験なんて一つもない のだと思います。どんな経験も、後から必ずつながってくるのですね。

次へのステップ

「講演会って楽しい!」終えてみて、心からそう思いました。集客を気にせず、伝えたいことを自由に語れる。その中で誰かの心に届いていたとしたら、これ以上に嬉しいことはありません。私が集客を気にしない分、力を入れてくださった支部長はじめ、先輩方には感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも、多くの人に感謝をしながら、こうした機会を増やしていきたい。そしていただいたフィードバックを胸に、さらにスキルを磨きながら、自分らしいスタイルで伝えていきたいと思います。

キャリアを考えるきっかけに

今回の講演を通じて改めて思ったのは、キャリアに正解はなくても、「経験をどう捉えるか」で次の一歩は変わる ということ。

偶然の出会いや予期せぬ出来事も、振り返ると大切な転機になります。もし今、心の中にモヤモヤがあるなら、それを無視せず「どんなサインなのか」と立ち止まって考えてみてください。

一日の終わりにほんの数分、自分のこれまでを振り返る。その小さな一歩が、きっとあなたのこれからにつながっていきます。

おわりに

暑い中足を運んでくださった皆さま、ありがとうございました。等身大の私を温かく受け止めてくださったことで、最高の初講演になりました。

特に大学の先輩方には、後輩の挑戦を見守り、応援してくださったことに心から感謝します。次にお会いするときは、さらに成長した姿をお見せできるよう、精進していきたいと思います。

最終更新日:2025年9月16日 (投稿者:nana)

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


メルマガはこちらから

無料です