忙しいアピールする人のモテ期終了。

先週金曜日はリトリート講座の3回目を開催しました。みっちり二時間半、自分自身と向き合う時間。

今回は参加者のお住まいを考慮して、大阪の中心地、心斎橋で開催しましたが、やはり心斎橋は忙しなく賑やかな街ですね。スマホやタブレットを片手に、風を切るように歩いているサラリーマンを何人見たことか。忙しそうだな、汗だくで大変そうだなと、こっちまでもがそわそわ忙しい気分になっちゃいます。

さて、今日のテーマは忙しい人がモテる時代は終わった。

「忙しい」

この単語を聞いて思い浮かべるのはどちらのパターンでしょうか。

パターンa
「忙しい」=「仕事がある」
「忙しい」=「人生充実」
「忙しい」=「しあわせ」

パターンb
「忙しい」=「心身ともに疲れる」
「忙しい」=「自分の時間がない」
「忙しい」=「しあわせじゃない」

私はパターンbです。「忙しい」状況だと、趣味、友達関係、家族を楽しめなくなり、精神的に潰れてしまうから。

「忙」という漢字はりっしんべん(心)に亡くなると書きます。忙しくなると、心を亡くしてしまい、普段なら優しく声をかけるのに、きつく当たってしまったり、見て見ぬふりをしてしまったり、「忙しい」という言葉にあまりいい印象はありません。忙しすぎてと余裕を失い、殺気立って仕事をしてたことも多々ありました。

特に女性は仕事にプライベートに、家事に育児に、時間を追われる毎日ですから、パターンbが多いかもしれません。男性には、パターンaの人も多いのではないでしょうか?

「いや〜、暇でさ〜」という男性より「いや〜、忙しくってさ〜」という方が、忙しさを美化して、「俺、かっこよくない?」と言ってるような気がします。(個人的な意見です)

「いや〜、暇でさ〜」と言いつつも、実は多くの仕事をこなしていて、定時で切り上げて帰っていく人の方が、私は今風で好きです。なんだか余裕を感じられるから。これからの時代は、こちらの男性の方がモテるかもしれませんね。自分がいっぱいいっぱいの時、助けてくれそうだし、お願いもしやすいし。

忙しいことを美徳とするような考え方は、働くこと(=働く量や時間)が生活を豊かにするという考えが、根強いからだと思います。もちろんそれは、飲食業やサービス業、芸能界のような業界では当てはまると思います。

「忙しい」
=「お客さんがいる!(仕事がある!)」
=「売上があがる!(お金が入る!)」

暇でお金が入ることはまずありませんから。

人口が減ってきている今後の日本が、働き方改革と口すっぱく言っているのは、働く「量や時間」ではなく、働く「質」を追い求めなければならない、ということなので、よりパターンbの考え方が増えれば、質を追い求める働き方をするのではないだろうかと思います。

インドへ旅行に行ったとき、インド人のロクさんが私が日本に帰りたくない〜と言うと、「忙しいなんていいじゃない。お仕事があるっていいじゃない!」と言われました。貧富の差の激しい途上国のインドは、まずは生きていくためには、仕事の「量」なのでしょう。

*詳しくはこちらのコラムをご参照ください。
キャリアウーマンがこれからの人生を楽しむ選択肢 続インド編

全ての業界に当てはまる考え方をすると、忙しすぎず、暇すぎず。これが一番の理想なのかな。

さて、あなたのバランス取れてますか?

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