目に見えない鬼の居場所。

立春。

暦を意識し始めたのは、実は最近です。さあ、もうすぐ厄年明けるぞー!とワクワクしてた、34歳の年末。「あんた、厄明けるんは、年始やなくて節分後やで」と言われたのがきっかけでした。特に厄年だから、何があったってわけでもないけど、厄年という言葉からは、早く脱出したいと思っておりました。

それまでは、節分「季節を分ける」に読み替えたこともなかったし、立春に新たなスタートを切る、だなんて発想も全くなし。新しいスタートといえば、年始の1月1日か、年度始めの4月1日。

そんな私ですが、節分の恒例行事、「豆まき」は幼い頃からやってたし、


「恵方巻き」だって食べてました。

知らず知らずのうちに、家庭内文化によって、鬼退治、厄除けをして、新しい年を迎えていたのですね。日本ってすごいっ!

そしてこの

隠(おぬ)が語源とされていて、実態はないけど、どこかに隠れている魔物、鬼は目に見えなくて、自分の心の中にいるとも言い伝えられているとか。

昔から伝わる年中行事を丁寧に行うことで、知らず知らずのうちに心と身体がリセットされている。

先人達の知恵のような、おまじないのような、縁起を担ぐような習わしを、意識しながら過ごしてみると、また違った感覚で、毎日を楽しめるような気がします。

次の年中行事は、3月3日の桃の節句。雛人形にも厄除けの意味があるとか。

なんとなく生きるのではなく、ぼーっと生きるのではなく、自分なりに気分を上げるような物の捉え方、見つけていきたいと思います。

そう思って、身の回りの掃除を丁寧に行ったら、すっきり、気分がいい。鬼は綺麗なところには隠れられないのね、きっと。

最終更新日:2025年7月20日 (投稿者:nana)

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