朝の5時半から、パンパンのゴミ袋4つ。母と手分けして出してきました。そんなに早く出さなくても、ゴミ収集車は来ないのですけど、すっぴんを目撃される人を最低限にするためには致し方ない早起きです。(出くわす相手の方にも失礼なので。)
さて、我が家は、三連休の暑い中、何を思ってか家の片付けに精を出しました。
「捨てる」
「空間を作る」
「整頓する」
この3つに徹した結果、ゴミ袋4つになりました。
今回のメインの片付け箇所は、私のプライベートスペースではなく、主に母のモノが溢れている押入れ&物置。現マンションに引っ越してまだ三年。色々捨てて越してきたつもりでしたが、まだまだモノが多い。そしてここでも、ゴミの大半を占めたのは「箱」でした。
過去コラムのモノが増えていく理由も合わせてご覧ください。
本当に箱っていうのは、一見綺麗に整頓できて便利なんだけど、なんてナルシストなんでしょう。「俺のこと、捨てられないだろ?」みたいな、上から目線の存在感にイラっとします。
「こっちから捨ててやる!」と思ったのは、明治時代のお宝かというほど、ボロボロの腐りかけの箱。塗りのお盆が入ってたり、豪華なお皿が入っていました。でも、中身を使わないとゴミと一緒。腐りかけた箱は無残に破り捨て、日常的に使うようにしました。お盆はインテリアとして飾られ、今はとてもいい空気を浴びてる感じです。
すると突然、母が「ぎゃー!」と叫ぶので、何ごとかと思ったら、箱の中から父の遺影がデーンっと登場。次からはびっくりしないように、箱には「父遺影」と大きくマジックで書かれ、この箱は押入れに戻されました。さすがに捨てられない。かといってお盆みたいにインテリアとして飾るのも怖いし。むき出しで収納しても押入れ開けるたびに父親と目があうの怖い。
稀に大事にされる箱もあるようですが、あなたも家の中にあるありとあらゆる上から目線の箱に向き合って見てはいかがでしょうか?
本当におつきあいしたいのは、箱ではなくて、中身。その中身も、箱に隠れてわからない状態が続いているかもしれません。お腹いっぱいの状態で、いくら高価な料理を食べても、美味しいと思わないのと同じように、何事も空間ができると心の余裕ができ、満たされた気分になります。
あ、先ほどゴミ収集車が来ました。暑い中、ご苦労様です。
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