映画を観て、自分の生活を見直したこと。

久々にショックを受けた映画があります。
ショックというか、考えさせられたというか。

『ザ・トゥルー・コスト』

ドキュメンタリー映画です。

大人になっても知らないことはたくさんあって、
まだまだ学ぶことは多いと感じています。

その一つ、ポジティブ心理学では、お金と幸福について、次のようなことが提唱されています。

・物質至上主義は危険。

・モノを持つことで得られる幸福感は長続きしない。

・ワクワクする、記憶に残る、
 そんな経験や人にお金を使った方が、幸せは長続きする。

学び出して少し時間が経ち、「私、実践できてる!理解できてる!」と、少しずつお金との向き合い方が変わったと思っていたのですが、『ザ・トゥルー・コスト』を観て、唸ってしまいました。

なぜこの映画を観たのかというと、以前スリランカ料理教室でお世話になった
NPO愛未来の代表の方から、「フェアトレード」を佐賀で広めたいと思っていて、そのお手伝いをしてもらいたい。と連絡があったからでした。

「フェアトレード」

簡単にいうと、公正で対等な貿易ですが、あまり詳しくはわかっていませんでした。そんな状況であったのに、代表の方の熱意と、国際協力との言葉に惹かれ、私でよければ!と思い、お手伝いすることになったのです。

「フェアトレードってなに?」

と題して、2019年10月22日(火)に映画上映会と講演会が開催されます。その前に私が映画観ておかなきゃダメでしょー!と思い、事前に観たのです。

自分の着ている服は、どこでどうやって作られているのか?考えたことありますか?

私は全くありませんでした。「うわっ!安くてお得!」とか「どうせ汚れて捨てるから、安いのでいっか」とか、「流行りものはすぐ着なくなるから、安いの選べばいいよね」とか。

気になるのはデザインや値段のことばかり。普段口にする食品は、「やっぱ国産よねー!」とか、「作り手の名前が書いてあると安心よねー!」と、ちゃっかり生産地を気にするのに、ことファッションについては、何も考えてませんでした。特にファストファッションが、誰かの生活の犠牲の上に作られていることななんて思いもよりません。大量生産、大量消費の今、食品ロスは取り上げられる頻度が高くなりましたが、ファッションの廃棄も海外で大きな問題となっています。

とはいえ、いきなりこんな大きな問題に、取り組めるはずはなく、まずは自分のできることから。

・長く着られるものを選ぶ
・本当に必要なものを買う
・オーガニックのものを選ぶ

これなら、すぐにできそう。

映画の中で、「人生の問題を解決するのは消費ではない。」という言葉がありました。

「これを持てばあなたも幸せに!」と、CMや雑誌、看板はガンガン私に訴えてきますが、これで幸せになっているのは、商品を作っている生産者ではなく、一部のブランドメーカー。

私たちはモノを安く買うことで、豊かになった様なそんな気がしてるだけ。

とはいえ、資本主義社会。モノが売れなくなれば経済が停滞。国力が弱まる。このあたりのさじ加減が難しいところだなと感じつつ、私のモノの見方のステージが一つ上がったなと、感じさせてくれる映画でした。

2019年10月22日(火)13:30-16:00まで
佐賀市のアバンセにて映画上映会と講演会が開催されます。

詳細はこちら
フェアトレードって何?

講演会は熊本から
フェアトレード推進委員会理事の明石祥子先生がお話しされるとのことで、私の薄っぺらいフェアトレードの理解が深まりそうです。

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