ゲームはそんなにダメなのか?

「ゲームが止まらないんです」
「昨晩もゲームをしてしまいました」

読書会に参加される方の中にも、まるで薬物に手を染めたかのような神妙な面持ちで、ゲームをしてしまった自分を責める方がちらほらいます。ファミコン世代で育った私たちは、親から「ゲームばっかりして!」「宿題しなさい!」と怒られることが多かったから、余計なのかもしれません。

でも、幼い頃を思い返してみると、私たちはさまざまなゲーム(遊び)をして育ちました。鬼ごっこ、かくれんぼ、はじめの第一歩(はないちもんめ)、どろけい(けいどろ)、かるたに、トランプ、将棋もゲームと言えますね。こんなにたくさんのゲームをして育ってきたのに、テレビやスマホゲームになった途端に罪悪感が湧いてしまうのです。

昨年の東京オリンピックの開会式は、ドラゴンクエストのファンファーレで始まりました。私はドラクエをⅠ〜Ⅴまで子供の頃にクリアしていたので、すぐにドラクエの音楽だとわかり、開会式を懐かしく、感慨深く見ることが出来ました。(ちなみにドラクエは、私の母も、そして大正生まれの祖父もやってました)そういえば、安倍元首相も、マリオの姿に変身して、リオオリンピックの閉会式に登場しましたね。日本といえばゲーム、任天堂(NINTENDO)、と世界的に認知されているのに、日本人が罪悪感を感じならゲームをするって、やっぱりチグハグだなと思いました。

とはいえ、睡眠時間を削ってまでのゲームや、やらなくちゃいけないことがあるのにゲームに夢中になって、人様にも迷惑をかけるというのは、依存症レベルにまで達している危険性があるので、心と体のためにも考えた方がいいかもしれません。

『毎日を楽しめる人の考え方』樺沢紫苑書

精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方 [ 樺沢 紫苑 ]

価格:1,650円
(2022/4/5 17:12時点)
感想(0件)

遊び慣れていない日本人のために書かれた遊びを推奨する本です。

「制限する」ことで「楽しい」を感じ取る能力が復活し、幸福度、満足度がアップする

ゲームに限らず、スマホ、お酒、ギャンブルなど、依存症になりやすい娯楽を上手に楽しむためには、制限することで、「もっともっと」のエスカレーションを防ぐことができるそうです。楽しむために制限する。「ゲームをやってはいけない」と言っているわけではなく、「ルールを守って楽しもう!」というわけです。

例えば、やる時間を決める。

「1日1時間だけする」「お風呂がたまるまでの時間だけやる」「1日おきにする」「何曜日だけする」「◯◯を片付けてからやる」など、マイルールを作って楽しむと、罪悪感なく好きなゲームを楽しめるのではないでしょうか。

今日の参加者の方は、ご褒美的な感覚で「この仕事が片付いたらゲームをする!」という自分に人参をぶら下げる方式で楽しんでらっしゃいました。どうせやるなら楽しんで。

これからゲームはVR技術のさらなる発達と普及ともに、リアルかバーチャルか分からない世界にまで進化して行きそうです。そんな中でも「制限する」ことを忘れなければ、罪悪感なく楽しめそうです。

 

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