『もしも社畜ゾンビが「アウトプット大全」を読んだら』を読んで

『アウトプット大全』を読んだのは今から3年前。知り合いの小学校の先生の鞄から、ちらっと見えていた背表紙に目が止まりました。先生達の間で、「今からはインプットよりアウトプット!」という話題になっているらしいと聞き、すぐに購入して読了。この頃から、アウトプットを意識しています。

その『アウトプット大全』の超実践的コミック。前半は漫画で、後半は解説編。毎日忙しく、余裕がない人にも、漫画だったら手に取ってもらいやすいのではと、この度出版されたようです。

アウトプット大全 もしも社畜ゾンビがアウトプット大全を読んだら 樺沢紫苑

学びを結果に変えるアウトプット大全 [ 樺沢 紫苑 ]

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社畜ゾンビって?

この本では社畜ゾンビを「労働者によく見られる気分障害の一種」と定義しています。

最近疲れやすい
顔色が悪い
異臭を指摘された
動きが遅くなった
まったく眠くない
思考力が衰えた気がする
食事が進まず味がしない
議論に集中できない
本来は仕事熱心だが能率が上がらない
自分の人生がつまらなく感じる

やらされ感の中で受動的な仕事をしている傾向があり、この項目のうち、一つでも当てはまれば、社畜ゾンビ予備軍かもしれません。特に本書の主人公が中堅若手社員なので、その方には自分に当てはめて読みやい気がします。

社畜ゾンビを脱出する方法が「アウトプット」

自分で考え、自分から提案し、自分から動くこと。いくら優秀であっても、言葉や行動で伝えない限りは理解されないとしていますが、それがなかなか難しい。

印象に残ってるシーン

本書の最初に、お掃除のおばさんが社畜ゾンビになってしまった主人公に「昨日はどんな1日でしたか?」と尋ねるシーンがあります。アウトプットの第一歩は「昨日あったことを話す」ことから。主人公は昨日の出来事を数日間、お掃除のおばさんに話をすることで、前向きに変化していきます。

誰でもできそうなのに、これが一番最初に書かれているということは、話を聞いてくれる人が周りにいない、アウトプットできる環境が整っていない人が、実は多いのかもしれません。そして、この環境こそが一番の問題なのではないか?と思いました。自分がアウトプットすることも大切ですが、人の話を聞くことも、それ以上に大切だと思ったのです。

私の主催する読書会は、毎回最近のプチハッピーをお話してもらったり、本を読んで感じたことなどをシェアしています。話してもらうことに重点を置く、アウトプット中心の読書会仕様になっているので、知らず知らずのうちに参加者の皆さんは、スッキリとした気分を感じていただいており、リピート参加してくれているのだと、改めて著書を読んで思いました。

個人的には、物語で出てくる、真壁さんという課長さんの視点でも読んでみたいと思いました。責任が一気に重たくなる世代こそが、上司と部下の板挟みになって一番苦しんでいる。話したくても、プライドが邪魔をしてしゃべることができない環境に陥っている。

サラリーマンを卒業した私は、そんな人に、ほっと気を抜いてしゃべっていただけるような、そんな聞き手に回る存在になりたいなと、この本を読んでさらに思いが強くなりました。

 

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